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第21回 矢部 洋一 氏


主題: 世界のホットシーン、その最新映像

講師: 矢部 洋一 氏

マリンフォトグラファー

開催日時: 2003年04月26日(土曜日)13:00〜17:00

開催場所: 東京・夢の島マリーナ会議室

参加者: 総勢30名


写真:森下嘉樹氏



今回は「舵」「ボート倶楽部」でおなじみのマリンフォトグラファー、矢部洋一 氏にお願いしました。何年か前に、矢部さんは被写体として何がお好きですかと 聞いたことがあります。その答えはたしか「人物」だったように記憶しています。 最近の氏の作品を見ていると、それは「海の景色」のようにも思えます。 しかしこれは単に雑誌の企画がその線で続いただけだったのかもしれません。

当日は、講師サイドの技術解説者として、 金井亮浩氏(アメリカスカップ、GBRチャレンジ、デザインチーム) も出席・講演されました。

参加者全員に矢部氏のCD写真集「海の写真館」1枚を無料贈呈しました。



以下は、講師からいただいた講演ノートです

「講演前半テーマ」

自己紹介
カメラマンとなってから今日まで
海、船との出会い
舵との出会い
写真学校、修行時代・岡本さんのこと、
添畑さん、中迎さんのこと
大谷さん、シングルハンダーズバイブル、唯美さんのこと
添畑さんが舵を離れ、海外に出たこと
89年、ヨーロッパツアーのこと
舵での仕事、レース、釣り、泊地、リゾート、艇紹介、人紹介
海外での仕事、旅行した地域や数、好きな場所、
住みたい場所(海辺に暮らす)
独立したこと
最近の仕事・アメリカズカップ、康次郎、カムシン、 葉山ギャラリー、オーシャンアベニュー、ブルーグリーン

世界のヨットカメラマン事情
大きな影響を受けた人:クリスチャン、カルロ、フランコ、フィリップ  ビーケンやローゼンフェルト

好きな写真家
ラルティーグ、アダムス、リッツ、宮嶋康彦

海上で写真を撮る方法
海が仕事場
体の姿勢と保持、
マストに登る=セールトリム虎の巻現在制作中
カメラの保持、機材の管理
足:ボート、ヘリコプター、セスナ、パラセール
機材:カメラ、レンズ、フィルム、バッグ、小道具 (テーピング、ボートクラブ記事)、ボート 水平線、フレーミング、ピント、露出(シャッタースピードと絞り)=光で遊ぶ、 画角、天気(昔は曇りは嫌だったが・・地球は偉大なるスタジオ)
プレスボートで、ヘリコプターで
デジタルカメラのこと・明るい暗室


撮影余話
グアムで機材を盗まれる
ウィットブレッド・スタートでラバーボート失敗
トキオのフィニッシュ・ソレント大荒れ
ニューラーグでのミストラル
ヤマハ回航同乗での嵐
ランカウイでボート転覆
ルイ・ヴィトンカップでヘリ撮大成功
アメリカズカップフィニッシュ時ボートが故障
アメリカズカップ優勝カップ授与撮影戦争
タヒチの空撮

*神が舞い降りる瞬間  

これからのテーマ
日本、木、職業カメラマンと作家的なるもの



「講演後半テーマ」

金井氏紹介
金井氏への質問
1.ACの何に魅せられたか:最初、ニッチャレ時代、GBRへの参加、 現在その中身の変化は?
2.ニッチャレ1999/2000で学んだこと、もっとこうしたかったこと、 変えたかったこと
3.デザインの仕事がしたい:それはACボートのということか、 将来ヨットデザイナーへの興味は (次のACをやると40歳・・・)
4.ワンワールドとGBR、GBRに決めた理由は
5.ピーター・ハリソンに会って、仕事をして:学んだこと、心に残ったこと
6.GBRが日本の船一切を買った理由、そのチーム内での評価は
7.カウズに住んで:どんなところ、人と海とヨットの関わり
8.GBRデザインチームおよびチーム全体について:どういうメンバー構成、 組織構成、やり方なのか、ニッチャレとの違いは何か
9.「ヨットデザインには科学だけでは分からない部分がある」 それは具体的にどのような部分か、また英国人デザイナーやセーラー達は それをどのように埋めようとしているのか
10.GBR70及びGBR78(敗退後にセーリング)について:コンセプト、 デザイン、他艇との比較、GBR52(もと韋駄天)の改良について
11.今回出場した艇で面白いのは:アリンギ、オラクル、TNZL( あのバルブはどこにもいい点が見られないそうだが):どこがどのように、 どこが進化していたのか、速くなっている・そのファクターは、主な艇の特色
12.次回大会のデザインの方向性は、どこがどのように進化していくか、 場所が変わることの影響は
13.金井さんの今後、GBRの方向性、何をやっていくか、何をやりたいか



当日の写真は 資料  に入れました


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