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第15回 野本 謙作 氏


主題: 「ヨットデザイン講座」その4

第8章 バランス

講師: 野本 謙作 氏

大阪大学名誉教授

開催日時:2000年2月26日(土曜日)11:00〜17:00


開催場所: 横浜ベイサイドマリーナ研修室


参加者: 総勢33名





「ヨットデザイン原論」を教科書に見たてて「ヨットデザイン講座」を始めたのが、昨1999年の2月でした。 第1回は野本謙作氏にお願いしました。第1章を含むイントロダクション、第4章流体力学とスタビリティ、 第5章ハルデザイン という内容でした。

その後は桜井晃氏の第6章キールとラダーのデザイン、増山豊氏の第7章セールとリグのデザインと続き、 今回の野本謙作氏の第8章バランスで無事終了となりました。1年という長いシリーズにもかかわらず、 多くの皆さんのご支持とご出席をいただきました。ありがとうございました。

本日の主題、第8章バランスは野本先生の専門分野に属するものであるようです。 また空中の効果中心と水中の効果中心との間の「やりくり」という、ヨット独特の事象についてのお話なので、 ヨットマンの実感に響くものがあったようです、大変に盛り上がりました。

午後の2時限目はつい先日(2000年2月)オーストラリア・タスマニアで行われたばかりの THE 7TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON STABILITY OF SHIPS AND OCEAN VEHICLES に出席しスピーチされた 野本氏の帰朝報告となりました。 これは1994年に発表された野本委員会の成果を元にした、ヨット倒立後の復原に関するレポートなので、 当然ながらご出席のヨットマンの感心は高く、質疑応答も活発に行われました。

本日は緊急の実験報告がありました。前々回(1999年9月)の「堀内ワールド」の主題であった  TWIN DUCKS 水中翼カタマランヨット(1/3模型)の翼走が成功したというレポートです。 当の堀内氏をはじめ、今年からこのプロジェクトに参加した加納君も加わっての ビデオ報告会となりました。画面によれば確かに安定して翼走しており、参加者の大喝采を浴びました。 今年は加納君が実艇を作成し実験を重ねる、というところまで進むそうです。




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